【経済】英中央銀行、0.25%利上げ決定、年0.75%へ 2017年11月以来9カ月ぶり、インフレ抑制で

英中銀
0.75%に利上げ 9カ月ぶり、インフレ抑制で
毎日新聞2018年8月2日 22時07分(最終更新 8月2日 22時07分)
https://mainichi.jp/articles/20180803/k00/00m/020/157000c

中央銀行イングランド銀行=ロンドン(共同)
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【ロンドン三沢耕平】英国の中央銀行イングランド銀行(BOE)は2日、政策金利を現在の年0.50%から年0.75%に引き上げることを決めた。
来年3月の欧州連合(EU)離脱を控えて先行きの不透明感が残るものの、物価上昇率が目標の2%を上回る水準で推移していることを踏まえ、利上げによるインフレ抑制が必要だと判断した。

利上げは昨年11月以来、9カ月ぶり。9人の政策決定委員全員が賛成した。国債を買い取ってお金を供給する量的緩和の枠は、現行の4350億ポンド(約65兆円)を維持した。

英国は2016年6月、国民投票でEUからの離脱を決定。BOEは同8月、政策金利をそれまでの0.50%から過去最低の0.25%に引き下げるとともに、量的緩和の枠を拡大する大規模な金融緩和策に踏み切った。
しかし、ポンドが大きく下落し、輸入品の価格上昇などを通じてインフレが続いていた。

米国や欧州中央銀行(ECB)が景気回復を受けて金融緩和の「出口」に向かっているのに対し、BOEの利上げはインフレの抑制が主目的。EUとの離脱交渉が難航する中、利上げが消費や投資を冷え込ませるリスクもある。
カーニー総裁は記者会見で「利上げは限定的で緩やかなものになる」と述べ、追加利上げを急がない姿勢も示した。