【青森】持ち帰った?「はっち」で132冊の書籍がなくなる 関係者、対応に苦慮/八戸

8/9(木) 14:55配信
デーリー東北新聞社

 青森県八戸市三日町の「はっち」で、2011年の開館以降、館内のライブラリースペースに置いている書籍計132冊がなくなっていたことが8日、同館への取材で分かった。同館はスタッフが定期的に書籍の確認を行っており、利用者が持ち帰った可能性が高いとみている。現在、防犯カメラを増設するなど対策を講じているが、ライブラリースペースは広い館内に複数あるため、完全に管理するのは困難な状況で、関係者は対応に頭を悩ませている。

 同館によると、館内では2、3、4の各階にライブラリースペースを設置し、芸術や郷土の歴史などに関する本を取りそろえている。基本的に館内での閲覧限定で、貸し出しは行っていない。

 なくなった本の中には、八戸市出身の小説家・故三浦哲郎さんの絶版になった書籍など、希少価値の高い物も含まれているという。

 現時点で警察に届け出をしていないが、はっちの安原清友館長は「今後も(本の所在不明が)続くようであれば、被害届を出す可能性もある」と話した。

 一方、これまでなくなったことを公表しなかった理由については、一度、所在が分からなくなってから戻ってきた本などもあり、全ての書籍について理由を特定できなかったため―などとした。

 現在は、警備員の館内巡回を強化しているほか、防犯カメラを増設したり、館内限定での閲覧を促す表示をライブラリースペースに設置したりして、再発防止策を講じているという。

 安原館長は「本は市民や職員から寄贈された物もあり、所在が分からなくなるのは、あってはならないことで残念。これ以上、増えることがないよう引き続き、対策を検討していく」と強調した。

 ライブラリースペースの閉鎖や、職員による常時監視などに関しては「正しい使い方をしている市民が、気軽に本に触れることができなくなるのは本意ではない」として否定的な考えを示した。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180809-00010007-dtohoku-l02