【山形大雨】災害廃棄物189トン…処理未策定

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山形大雨、災害廃棄物189トン…処理未策定
2018年8月14日 18時03分

 山形県内で5~6日に降った記録的な大雨で出た災害廃棄物が12日現在で計約189トンに上ることが、県のまとめで分かった。一方、環境省が各自治体に策定を求めている災害廃棄物の処理計画について、県内では県以外の35市町村のいずれも計画を策定しておらず、県の担当課は「災害はいつ起きるか分からない。効率的なゴミ処理のためには計画策定が必要」として、策定を後押しする考えだ。

 県循環型社会推進課によると、大雨による各自治体の災害廃棄物は、戸沢村で年間のゴミ処理量の約8分の1にあたる約168トン、鮭川村で約21トンに上っている。ただ、床上、床下浸水の被害は12市町村に上っており、ゴミの量は今後も増える見込み。両村によると、プラスチック、畳などのゴミが多かったという。

 戸沢、鮭川の2村では廃棄物の仮置き場が設けられ、12日までにゴミの搬出が終わり、すでに閉鎖された。廃棄物の収集や運搬にかかった費用の大部分に、今後、国の補助金が充てられる見通し。

 一方、東日本大震災などを受け、環境省は災害廃棄物対策指針に基づき、災害発生時に想定されるゴミの量や処理可能量、仮置き場の候補地などを盛り込んだ処理計画を策定するよう自治体に求めてきた。

 県は今年3月に計画を策定したが、35市町村はいずれも計画が未策定だ。

 今回の大雨で鮭川村では、想定以上に災害廃棄物の量が多く、処分場へ運ぶ収集車が足りなくなった。村の担当者は「今後、処理計画を策定するなかで、適正な台数などを事前に把握しておくことが大事だと痛感した」と話している。

 県は、2020年度中の計画策定を全市町村に求めており、今後は担当者を集めた研修会などを行うことで、策定を後押しするという。